和室にマットレスを置いても大丈夫?選び方と注意点を徹底解説

和室でゆっくり眠りたいけれど、マットレスを置いても大丈夫かな?そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
実は、正しい方法で使えば和室でもマットレスは快適に使えるんです。今回は、和室でマットレスを使うコツと注意点を、わかりやすく解説していきます。
和室にマットレスを置く際の基本的な注意点


マットレスと畳の相性について
和室にマットレスを置く時、一番気になるのが畳への影響ですよね。結論から言うと、マットレスを直接畳の上に置くのはあまりおすすめできません。でも、正しい方法なら大丈夫なんです!
なぜマットレスの直置きがよくないのでしょうか。それには大きく2つの理由があります。
1つ目は、畳が傷む可能性があるということ。マットレスの重みで畳が凹んだり、湿気で畳が変形したりする心配があるんです。特に賃貸の場合は、退去時の畳の張り替え費用が必要になることも。
2つ目は、カビの発生リスク。畳は湿気を含みやすい素材なので、通気性が悪くなるマットレスの直置きは要注意です。カビは見た目の問題だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
では、どうすれば和室でマットレスを使えるのでしょうか?
おすすめの方法は、マットレスの下にすのこを敷くこと。すのこを使うことで、以下のようなメリットがあります:
- 畳との間に適度な空間ができ、通気性が確保できる
- 畳への重みが分散され、へこみを防げる
- 湿気がこもりにくく、カビの発生を抑えられる
また、すのこが難しい場合は、除湿シートを敷くのも1つの手。特に、梅雨や夏場など湿気の多い季節は必須アイテムと言えます。
さらに、マットレスは毎日同じ場所に置きっぱなしにするのではなく、時々場所を変えたり、立てかけて畳を休ませたりするのがベスト。これにより、畳の寿命も延ばすことができます。
特に気を付けたいのが、和室特有の「建材呼吸」という性質。畳や障子、襖などは室内の湿度を調整する役割があるんです。マットレスで畳を覆ってしまうと、この機能が低下してしまいます。だからこそ、定期的な換気や湿度管理が欠かせないんですね。
マットレスと畳、どちらも長く快適に使うためには、これらの基本的なポイントを押さえることが大切です。次のセクションでは、湿気対策についてより詳しく見ていきましょう。
湿気対策の重要性


和室でマットレスを使う時、最大の敵となるのが湿気です。湿気対策をしっかりしないと、マットレスも畳も台無しになってしまう可能性があるんです。でも、大丈夫。きちんと対策すれば快適に使えます!
まず、基本的な湿気対策の方法をご紹介します。
毎日の換気が命
朝一番に窓を開けて空気を入れ替えましょう。湿気の多い梅雨時期や夏場は、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させるのもおすすめです。朝晩の涼しい時間帯に、しっかり換気するのがポイント。これだけでも湿気はかなり軽減できます。
除湿対策のフル活用


除湿器は和室でマットレスを使う時の強い味方。でも、ただ置いておくだけじゃもったいない!効果的な使い方があるんです。
- 除湿器は床から30-50cm上に設置
- マットレスの近くに置く
- 朝と夜の湿度の高い時間帯に重点的に使用
- 除湿器の水タンクはこまめに空にする
マットレス下の工夫
マットレスの下に除湿シートを敷くのは基本中の基本。でも、それだけじゃなく、以下のような工夫も効果的です:
- すのこの使用(一番おすすめ!)
- 除湿マットの併用
- 調湿シートの活用
- 竹炭シートの使用
こまめなメンテナンス
週に1-2回は必ずマットレスを立てかけて、畳とマットレスの両方に風を通すことが大切です。「面倒くさいな」と思うかもしれませんが、これが長持ちの秘訣なんです。
室内の適切な温度・湿度管理
和室の理想的な環境は:
- 温度:18-23度
- 湿度:50-60%
この範囲を保てるよう、エアコンや除湿器を上手に使いましょう。
特に注意が必要なのが結露。冬場は特に要注意です。窓際に結露が出やすい場合は、マットレスを窓から少し離して配置するのがおすすめ。エアコンの風が直接当たる位置も避けましょう。
これらの対策をしっかり行えば、和室でもマットレスを快適に使うことができます。湿気対策は面倒に感じるかもしれませんが、マットレスと畳の両方を長持ちさせるために必要不可欠なんです。少し手間でも、続けることで快適な睡眠環境を作ることができますよ。
次は、和室に最適なマットレスの選び方について見ていきましょう。
おすすめの素材と厚さ


和室で使うマットレスは、素材と厚さの選び方が特に重要です。畳の特性を考えながら、快適に使えるマットレスを選んでいきましょう。
まずは、和室に最適なマットレスの素材を見ていきます。
おすすめの素材
高反発ウレタン
和室での使用に一番おすすめなのが高反発ウレタンです。その理由は:
- 通気性が良く、湿気がこもりにくい
- へたりにくく、長持ちする
- 寝返りがしやすい
- 軽量で取り扱いやすい
高弾性ウレタン
高反発に次いでおすすめなのが高弾性ウレタン。以下のような特徴があります:
- 適度な硬さで体をしっかり支える
- 通気性が確保しやすい
- 軽量で収納しやすい
低反発ウレタン
低反発は要注意。以下の理由から和室での使用はあまりおすすめできません:
- 湿気を含みやすい
- 通気性が悪い
- 重くて取り扱いが大変
理想的な厚さ
和室で使うマットレスの厚さは、6〜10cm程度がベスト。その理由は:
- 畳の弾力性を活かせる
- 収納がしやすい
- 立てかけやすく、お手入れが簡単
- 通気性を確保しやすい
薄すぎると畳の硬さが気になり、厚すぎると通気性が悪くなってしまいます。また、厚いマットレスは収納も大変ですよね。
形状による選び方
おすすめは三つ折りタイプ。理由は以下の通りです:
- 収納が簡単
- 立てかけやすい
- 持ち運びがラク
- 部分的に干すことができる
一枚もののマットレスだと、お手入れや収納が大変になってしまいます。特に和室では、定期的な畳干しのために、マットレスを移動させる機会が多くなります。
密度のチェック
マットレスを選ぶ際は、密度もチェックしましょう。30D(デンシティ)前後のものがおすすめです。
- へたりにくい
- 型崩れしにくい
- 適度な硬さを保てる
これらの条件を満たすマットレスを選べば、和室でも快適に使用できます。ただし、どんなに良いマットレスでも、正しい使い方とお手入れが大切です。次は、収納方法について詳しく見ていきましょう。
収納方法を考慮した選択


和室でマットレスを使う場合、収納方法はとても重要なポイントです。毎日のお手入れや季節ごとの保管を考えると、収納のしやすさは快適に使い続けるための大切な要素となります。
おすすめの収納方法
三つ折りタイプの活用
最もおすすめなのが三つ折りタイプのマットレス。以下のような使い方ができます:
- 昼間は押し入れに収納
- 壁に立てかけて畳を休ませる
- 来客時は簡単に片付けられる
- 使わない時期は押し入れで保管
専用の収納袋の利用
マットレス用の収納袋を使うメリット:
- ホコリや汚れから守れる
- 湿気を防ぎやすい
- 持ち運びがラク
- 見た目もすっきり
収納場所別の注意点
押し入れでの保管
- 除湿剤を一緒に入れる
- 立てかけて保管
- 風通しのよい場所を選ぶ
- 底に新聞紙やダンボールを敷く
クローゼットでの保管
- 扉を少し開けて通気を確保
- 衣類との接触を避ける
- 除湿シートを併用
- 温度変化の少ない場所を選ぶ
壁に立てかける場合
- 直射日光を避ける
- エアコンの風が直接当たらない場所
- 倒れにくい安定した場所
- 通気性を確保できる位置
季節ごとの保管方法
夏場の保管
- 湿気対策を重点的に
- こまめな陰干し
- 除湿剤の交換
- 通気性の確保
冬場の保管
- 結露に注意
- 乾燥しすぎない
- 温度変化の少ない場所
- カビ予防を忘れずに
これらの点を考慮したマットレス選びと収納方法を実践することで、和室での快適な使用が可能になります。特に、収納のしやすさは毎日の生活に直結するので、購入前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
次は、マットレスを快適に使い続けるための正しい設置方法と日々のケアについて見ていきましょう。
正しい設置方法と日々のケア


和室でマットレスを快適に使い続けるには、正しい設置方法と毎日のケアが欠かせません。面倒に感じるかもしれませんが、これらを習慣にすることで、マットレスも畳も長持ちさせることができます。
正しい設置方法のポイント
基本の設置手順
- すのこを敷く(最重要!)
- 除湿シートを敷く
- マットレスを置く
- マットレスパッドを使用
場所選びのコツ
- 窓から50cm以上離す
- エアコンの風が直接当たらない
- 日当たりの良すぎない場所
- 換気のしやすい位置
設置時の工夫
- 畳の目地を避けて置く
- 重みが分散するよう工夫
- 壁との間に隙間を作る
- 畳の継ぎ目をまたがないように
毎日のケアルーティン
朝のケア
- シーツを整える
- 窓を開けて換気(15分程度)
- 掛け布団をめくって風を通す
- 室温と湿度のチェック
夜のケア
- 寝る前に軽く掃除機がけ
- 湿度チェックと必要な対策
- 除湿器の水タンク確認
- エアコンの設定確認
週1回のお手入れ
- シーツの交換
- マットレスを立てかける(2-3時間)
- 畳の掃除
- 除湿剤のチェック
こんな時は要注意!
- 雨の日が続く時 →除湿を強化し、換気に特に注意
- 湿度が高い日 →除湿器の使用を増やす →扇風機で空気を循環
- カビの兆候を見つけたら →即座に天日干し →原因となる湿気を特定 →必要に応じて専門家に相談
これらのケアを日常的に行うことで、快適な睡眠環境を維持できます。面倒だと感じても、「今日だけいいや」とサボらないことが大切です。毎日のちょっとした心がけが、マットレスと畳の寿命を大きく左右します。
次は、マットレスを長持ちさせるための具体的なメンテナンス方法について詳しく見ていきましょう。
長持ちさせるためのメンテナンス


マットレスを長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。特に和室で使用する場合は、通常以上にケアが必要になります。ここでは、具体的なメンテナンス方法をご紹介します。
定期的なメンテナンスの基本
月1回のケア
- 天日干し(2-3時間)
- 全体の掃除機がけ
- マットレス全体の点検
- へたりのチェック
3ヶ月に1回のケア
- 上下の入れ替え
- 表裏の反転(可能な場合)
- すのこの清掃
- 除湿シートの交換
半年に1回のケア
- カバーの洗濯
- 完全な天日干し(丸1日)
- 詳細な状態チェック
- 畳の状態確認
場所による使い分け
寝室の位置によって対策を変えましょう:
- 1階の和室の場合: ・床下からの湿気に注意 ・すのこは必須 ・除湿対策を重点的に
- 2階の和室の場合: ・風通しを活用 ・日当たりに注意 ・温度管理を重視
季節ごとのケアポイント
春
- 結露対策の見直し
- 花粉対策も忘れずに
- 春の衣替えと一緒にメンテナンス
夏
- こまめな湿気対策
- 通気性の確保
- カビ予防の強化
秋:台風シーズンの湿気対策
- 秋の衣替えと合わせたケア
- 冬支度の準備
冬:結露対策の徹底
- 乾燥しすぎない工夫
- 暖房使用時の注意
トラブルを防ぐためのチェックポイント
日々確認すべきサイン
- 異臭がしないか
- へたりの進行
- 色の変化
- 触った時の感触
これらのメンテナンスを定期的に行うことで、マットレスの寿命を大幅に延ばすことができます。特に重要なのは「継続性」。たまには手を抜きたくなるかもしれませんが、定期的なケアを習慣にすることで、長く快適に使い続けることができます。
次は、実際におすすめのマットレスについて、コスパの良い商品をご紹介していきましょう。
コスパで選ぶならこの3選
和室で使えて、なおかつコスパの良いマットレスを厳選してご紹介します。価格が安いだけでなく、和室での使用に適した機能も備えた、おすすめの商品を見ていきましょう。
第1位:ニトリ3つ折り高反発マットレス 価格:8,490円〜


特徴・適度な硬さと体圧分散 ・三つ折り設計で収納が簡単 ・通気性の良い素材使用 ・軽量で扱いやすい
和室での使用におすすめな理由: ・折りたためるので収納が楽 ・適度な厚さ(約10cm) ・お手入れがしやすい ・5年保証付きで安心
第2位:アイリスオーヤマ 高反発マットレス 価格:7,450円〜


特徴: ・高反発ウレタンで寝返りがしやすい ・通気性に優れた構造 ・軽量コンパクト設計 ・リーズナブルな価格
和室での使用におすすめな理由: ・湿気がこもりにくい ・収納しやすい薄型設計 ・立てかけやすい重量 ・コスパ最強の使い勝手
第3位:GOKUMIN プレミアムマットレス 価格:19,998円〜


特徴: ・竹炭配合で消臭効果あり ・三段階の高さ調整可能 ・洗えるカバー付き ・通気性が良好
和室での使用におすすめな理由: ・湿気対策が充実 ・収納性が良い ・お手入れが簡単 ・長期使用でもコスパ良し
選ぶ際のポイント
価格以外にも以下の点をチェック:
耐久性
- へたりにくさ
- 素材の品質
- メーカーの信頼性
お手入れのしやすさ: ・カバーの取り外し ・洗濯の可否 ・メンテナンス方法
収納性
- 折りたたみ可能か
- 重量
- サイズ感
これらの商品は、価格以上の価値があり、和室での使用に適した機能を備えています。特に初めて和室でマットレスを使う方には、まずはこれらの商品から選んでみることをおすすめします。
次は、機能性を重視したハイエンドモデルについて見ていきましょう。
機能性で選ぶならこの3選
機能性を重視する方向けに、和室での使用に最適な高機能マットレスをご紹介します。価格は少し高めですが、快適な睡眠環境を実現する機能が充実しています。
第1位:エアウィーヴ S-LINE 価格:71,500円〜


特徴: ・独自のエアファイバー素材 ・水洗い可能な画期的な構造 ・優れた通気性 ・体圧分散効果が高い
和室での最大の魅力: ・湿気対策が抜群 ・丸洗いできるので衛生的 ・畳との相性が良い ・長期使用でも型崩れしにくい
第2位:コアラマットレス 価格:69,900円〜


特徴: ・3層構造による最適な寝心地 ・優れた温度調節機能 ・120日間の返品保証付き ・防ダニ・抗菌機能搭載
和室でのメリット: ・通気性が非常に優れている ・薄めの設計で和室に最適 ・湿気を逃がす構造 ・収納がしやすい
第3位:エマ・ハイブリッド V2 プラス 価格:134,000円〜


特徴: ・7層構造による理想的な寝心地 ・高い体圧分散性能 ・優れた通気性 ・抗菌防臭機能付き
和室での利点: ・適度な厚みで畳に優しい ・湿気対策が充実 ・お手入れが簡単 ・耐久性が高い
高機能モデルならではの特徴
温度・湿度管理: ・特殊素材による温度調整 ・湿気を逃がす構造 ・結露防止機能 ・通気性の確保
衛生面での工夫: ・抗菌・防臭加工 ・防ダニ対策 ・お手入れのしやすさ ・洗えるカバー
耐久性への配慮: ・へたりにくい構造 ・型崩れしにくい設計 ・長期保証付き ・高品質な素材使用
これらの高機能マットレスは、和室特有の問題(湿気、通気性、畳への負担など)に対する対策が充実しています。初期投資は大きくなりますが、長期的に見ると快適な睡眠環境を維持できる信頼性の高い選択肢と言えます。
安い製品を長く使い続けるより、良い製品を大切に使う方が結果的にコスパが良くなることも多いので、予算に余裕がある方は、これらの製品の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ〜和室でマットレスを快適に使うために〜


ここまで和室でのマットレスの使用方法について詳しく見てきました。重要なポイントを最後におさらいしましょう。
基本の3つの心得
直置き厳禁!
とにかく大切なのは、マットレスを畳に直接置かないこと。すのこの使用が必須です。これだけでも、多くの問題を防ぐことができます。
湿気対策は妥協しない
毎日の換気、除湿、通気性の確保は絶対に怠らないようにしましょう。和室でマットレスを使う上で、最大の敵は湿気なのです。
定期的なケアを習慣に
面倒くさがらずに、定期的なお手入れを行うことが長く快適に使うコツです。
マットレス選びの基準
予算や生活スタイルに合わせて、以下の点を重視して選びましょう: ・収納のしやすさ ・通気性の良さ ・お手入れのしやすさ ・適度な厚さ(6-10cm程度)
快適に使うための必須アイテム
- すのこ(必須)
- 除湿シート
- 除湿機 ・マットレスカバー
結局のところ、和室でマットレスを使うのは「できない」わけではありません。正しい知識と適切なケアがあれば、むしろ畳の良さとマットレスの快適さ、両方のメリットを活かすことができます。
ぜひこの記事を参考に、和室でも快適なマットレスライフを始めてみてください。最初は手間に感じるかもしれませんが、きっと良質な睡眠を得られるはずです。

















